血液疾患について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 巨赤芽球性貧血は、鉄欠乏でおこる。
b 再生不良性貧血の主な症状は、貧血、易感染性および出血傾向である。
c 多発性骨髄腫では、病的骨折や腰椎圧迫骨折による腰痛が出現することが多い。
d 急性リンパ性白血病は、高齢者に多い。
正答3
解説
正解は3です。
貧血、多発性骨髄腫、白血病など血液疾患の特徴を問う問題です。
正しい記述はbとcです。
【記述別解説】
a:× 巨赤芽球性貧血は、鉄欠乏ではなくビタミンB₁₂や葉酸の欠乏で起こります。
鉄の欠乏で起こるのは鉄欠乏性貧血で、赤血球は小さくなります。
b:○ 正しい記述です。
再生不良性貧血は骨髄の造血が低下し、赤血球、白血球、血小板のすべてが減少します。
そのため、貧血、易感染性、出血傾向が主な症状となります。
c:○ 正しい記述です。
多発性骨髄腫では、腫瘍化した形質細胞が骨を壊すため、病的骨折や腰椎の圧迫骨折による腰痛が多くみられます。
d:× 急性リンパ性白血病は、高齢者ではなく小児に多い白血病です。
小児の白血病の大部分を急性リンパ性白血病が占めます。
【選択肢別解説】
1:× aが誤りのため、誤りです。
2:× aとdがともに誤りのため、誤りです。
3:○ bとcがともに正しいため、正解です。
4:× dが誤りのため、誤りです。
【ポイント】
胃の全摘後は、ビタミンB₁₂の吸収に必要な内因子がなくなるため、巨赤芽球性貧血が起こります。
多発性骨髄腫では、骨病変のほかに高カルシウム血症や腎障害もみられます。