高齢者の術後せん妄について、正しい組合せを一つ選べ。
a 主な症状は意識障害(意識混濁)に幻覚、妄想及び興奮などを伴う。
b 1日のなかで症状の変動はない。
c 2週間前後に発症する。
d 苦痛の緩和と安全の確保に努める。
正答2
解説
正解は2です。
高齢者に起こりやすい術後せん妄の症状と経過、看護を問う問題です。
【記述別解説】
a:○ 正しい記述です。
せん妄は、軽度から中等度の意識混濁を基盤として、幻覚(特に幻視)、妄想、興奮などを伴う状態です。
b:× 誤った記述です。
せん妄は、1日の中で症状が変動するのが特徴です。
日中は落ち着いていても、夕方から夜間に悪化しやすくなります。
c:× 誤った記述です。
術後せん妄は、手術後2週間前後ではなく、術後1〜3日ほどの早い時期に急に発症することが多いです。
d:○ 正しい記述です。
痛みや不眠などの苦痛はせん妄の誘因となるため、苦痛を和らげることが予防と改善につながります。
興奮による点滴の自己抜去や転落を防ぐため、安全の確保も重要です。
【選択肢別解説】
1:× aは正しいですが、bは誤りです。
2:○ aとdはどちらも正しい記述なので、正しい組合せです。
3:× bとcはどちらも誤りです。
4:× dは正しいですが、cは誤りです。
【ポイント】
せん妄は「急に発症し、症状が変動し、多くは一過性」と覚えます。
徐々に進行し日内変動が目立たない認知症との違いが頻出です。