高齢者の慢性閉塞性肺疾患の看護について、正しい組合せを一つ選べ。
a 労作時において呼吸困難や咳嗽は出現しない。
b ADLの低下はみられない。
c インフルエンザ予防にワクチンの接種をすすめる。
d 重症になると呼吸不全に陥る。
正答4
解説
正解は4です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状・経過と、高齢患者への看護を問う問題です。
【記述別解説】
a:× 誤った記述です。
COPDの主な症状は、労作時の呼吸困難(息切れ)と、慢性の咳嗽・喀痰です。
労作時にこそ症状が出やすくなります。
b:× 誤った記述です。
呼吸困難のため動くことを避けるようになり、筋力や体力が落ちて日常生活動作(ADL)は低下しやすくなります。
c:○ 正しい記述です。
COPDの患者は、かぜやインフルエンザなどの気道感染をきっかけに急性増悪を起こしやすくなります。
予防のため、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種を勧めます。
d:○ 正しい記述です。
病状が進むと、低酸素血症や高二酸化炭素血症をきたして呼吸不全に陥ります。
在宅酸素療法が必要になることもあります。
【選択肢別解説】
1:× aとbはどちらも誤りです。
2:× dは正しいですが、aは誤りです。
3:× cは正しいですが、bは誤りです。
4:○ cとdはどちらも正しい記述なので、正しい組合せです。
【ポイント】
COPDの最大の原因は喫煙であり、禁煙が最も重要な治療です。
口すぼめ呼吸や腹式呼吸の指導、感染予防、ADLを保つ呼吸リハビリテーションも頻出です。