廃用症候群について、正しい組合せを一つ選べ。
a 筋萎縮がおこり、筋力が低下する。
b 血圧の調節機能が低下し、起立時に血圧が上がる。
c 関節の動く範囲が大きくなり、拘縮をおこす。
d 骨実質や骨密度が減少し、骨萎縮となる。
正答2
解説
正解は2です。
廃用症候群は、長期の安静や活動の低下によって心身の機能が低下する状態です。
【記述別解説】
a:○ 正しい記述です。
筋肉を使わない状態が続くと筋線維が細くなり、筋萎縮と筋力低下がおこります。
b:× 誤った記述です。
臥床が続くと血圧の調節機能が低下し、起立時に血圧が上がるのではなく下がります。
これを起立性低血圧といい、めまいや転倒の原因になります。
c:× 誤った記述です。
関節を動かさないと周りの組織が硬くなり、関節の動く範囲は大きくなるのではなく小さくなります。
この状態を拘縮といいます。
d:○ 正しい記述です。
骨に体重や筋肉の力がかからないと、骨が壊される骨吸収が進みます。
骨実質や骨密度が減少し、骨萎縮となります。
【選択肢別解説】
1:× bが誤りのため、正しい組合せではありません。
2:○ aとdがともに正しい記述です。
3:× bとcはどちらも誤りです。
4:× cが誤りのため、正しい組合せではありません。
【ポイント】
廃用症候群には、筋萎縮、拘縮、骨萎縮、起立性低血圧、褥瘡、深部静脈血栓症などがあります。
予防の基本は、早期離床と関節可動域訓練です。