正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
食べ物を認識してから飲み込むまでの摂食過程には、感覚・咀嚼・唾液・嚥下の働きが関わり、加齢によってそれぞれが低下します。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
加齢により嗅覚は低下します。
においを感じにくくなると、食べ物の風味がわからず、食欲が低下する原因になります。
2:○ 誤った記述です。
加齢により唾液分泌は増加ではなく、減少します。
唾液が減ると口腔内が乾燥し、食塊がまとまりにくく飲み込みにくくなります。
また、自浄作用が落ちて口腔内の細菌が増えます。
3:× 正しい記述です。
歯の欠損や義歯の不具合によって、咀嚼力が低下します。
かみ砕けない食物を避けるようになり、栄養の偏りにつながります。
4:× 正しい記述です。
嚥下反射や咳反射が低下するため、むせずに気管へ食物が入り込み、誤嚥や誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。
【ポイント】
高齢者の摂食では「嗅覚・味覚の低下、唾液の減少、咀嚼力の低下、嚥下反射の低下」がそろって起こります。
食前の口腔体操や口腔ケアは、唾液分泌を促し誤嚥性肺炎の予防にもつながります。