正答1
解説
正解は1です。
この問題は優先順位の低いものを選ぶので、○ が答えです。
アテトーゼ型脳性麻痺では筋緊張が変動し、不随意運動のため姿勢・呼吸・発声・構音が不安定になります。
発話訓練では、発話に直接関わる部分の安定を優先して働きかけます。
【選択肢別解説】
1:○ 四肢の不随意運動を抑えることは、発話の安定に直接つながるものではありません。
無理に抑制しようとするとかえって緊張が高まるため、発話訓練の中での優先順位は低いです。
2:× 頸部が安定すると、喉頭や下顎の動きの土台が安定し、発声と構音が行いやすくなります。
優先順位の高い目標です。
3:× 呼吸の変動が大きいと、声の大きさや発話の長さが不安定になります。
呼吸の変動を小さくすることは、発話の基盤として重要です。
4:× アテトーゼ型では、声の高さが急に変わる不安定さがみられます。
声の高さの変動を抑えることは、聞き取りやすさの改善につながります。
5:× 下顎や舌の過剰な動きを抑えると、構音の正確さが高まります。
発話明瞭度の改善に直接関わる目標です。
【ポイント】
アテトーゼ型の発話訓練は「姿勢の安定、呼吸の安定、発声の安定、構音運動の調整」の順に土台から整えます。
【用語】
アテトーゼ型脳性麻痺:筋緊張が絶えず変動し、ゆっくりとした不随意運動が現れるタイプの脳性麻痺である。
不随意運動:自分の意思とは無関係に起こる、体の意図しない動きのことである。
筋緊張:安静時にも筋が保っている、わずかな張りの状態のことである。