正答2
解説
解説
1. 喉頭摘出の概要喉頭摘出(喉頭全摘) は、喉頭を完全に切除する手術。
主な適応:進行喉頭癌など。
喉頭摘出により気道と食道が完全に分離される。
2. 喉頭摘出後の身体的変化気道(呼吸路) は頸部に作った気管孔(ストーマ)からのみ通る。
食道と気道が分離されるため、息と食物は別経路になる。
その結果:誤嚥(食物や唾液が気管に入ること) は原則として起こらない。
強く息を吹き出すことは困難(気管孔から)。
鼻をかむことは困難(口腔-鼻腔間の圧力調整ができない)。
嗅覚は空気の通過経路がなくなるため鈍くなる。
飲食物を口にすすり込む動作も制限されることがある。
3. 選択肢の解説嗅覚が鈍い → 正しい呼吸空気が鼻腔を通らないため、嗅覚が低下する。
誤嚥をしやすい → 誤り(正解)気道と食道が分離されているので、通常の誤嚥は起こらない。
鼻をかむことが難しい → 正しい空気の圧力をかけることができず、鼻をかむ力が弱まる。
強くいきむことが難しい → 正しい気道がストーマ経由のため、口から強く息を吹き出すことができない。
飲食物を口にすすり込むことが難しい → 正しい喉頭摘出により嚥下の構造が変化するため、飲み込みの操作が制限されることがある。
4. まとめ(重要ポイント)喉頭摘出者は気道と食道が分離される → 誤嚥のリスクは減少。
注意すべきは嗅覚低下、鼻をかむ困難、発声困難、嚥下の制限。
✅ 誤嚥をしやすいは誤り。