正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
幼児前期(1歳半ごろから3歳ごろ)は、象徴機能が育ち、遊びや人との関わりを通して言葉が伸びる時期です。
発達段階に合った指導内容を選ぶことが問われています。
【選択肢別解説】
1:○ 見立て遊び(積み木を電話に見立てるなど)は、あるものを別のもので表す象徴機能を育てます。
象徴機能は言葉の基盤となるため、幼児前期の指導で重要です。
2:× 音韻意識(言葉の音の構成に気づく力)は、4〜5歳ごろに伸び、読み書きの準備となります。
幼児前期の指導の中心ではありません。
3:× 発話をそのまま模倣させる指導は、子どもの自発的な伝えたい気持ちを損ないやすいです。
この時期は、子どもの発話を受け止めて広げて返すなど、自然な関わりの中で言葉を促します。
4:× 「なぜ」「もし〜なら」といった推論の表現は、幼児後期から学齢期にかけて発達します。
幼児前期の指導目標としては早すぎます。
5:○ 小集団で活動する場面を設定すると、ほかの子どもへの関心や、まねをする力、やりとりが育ちます。
言葉を使う必然性のある場面を作るために重要です。
【ポイント】
指導の内容は発達年齢に合わせて選びます。
幼児前期は「象徴遊び・やりとり・集団での経験」が中心です。
【用語】
見立て遊び:積み木を電話にするなど、あるものを別のものに見立てて行う遊びである。
象徴機能:目の前にないものを、言葉や身振り、イメージなど別のもので表す働きである。
推論表現:見えない原因や結果、気持ちなどを推し量って、言葉で述べる表現のことである。
音韻意識:言葉が音のまとまりからできていることに気づき、音を取り出したり操作したりする力である。