正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
解説
1. 問題のテーマ本問は「大脳の部位とその機能(視空間認知との関連)」についての出題。
特に「視空間認知障害(visual-spatial perception disorder)」がどの脳部位の障害で起こるかを問う問題です。
運動障害がない点からも、運動野(前頭葉)や脊髄は関係しないと考えられます。
2. 各脳葉の主な働き(整理)前頭葉(frontal lobe)思考・判断・感情・運動の指令を担う。
運動障害(片麻痺など)に関係するが、視空間認知には直接関与しない。
側頭葉(temporal lobe)聴覚・記憶・言語理解に関係する。
言語障害(ウェルニッケ失語など)に関係するが、空間認知は主に他の領域。
頭頂葉(parietal lobe)空間認知・感覚情報の統合・身体位置の把握を司る。
障害が起こると、視空間失認・半側空間無視・構成障害などが出現。
視覚情報を「空間的位置」として処理する重要な部位。
後頭葉(occipital lobe)視覚情報の一次処理中枢(視覚野)。
障害されると、視覚認知の低下や視野欠損、形や色の認識障害などが起きる。
頭頂葉と連携して、空間的な位置関係を認識する。
脊髄(spinal cord)感覚・運動の伝達経路。
認知機能や視空間処理とは関係しない。
3. 視空間認知障害とは「見えているのに、空間の位置関係や形の認識がうまくできない」状態。
代表的な症状:半側空間無視(片方の空間を無視する)構成失行(積み木や図形を正しく組み立てられない)地誌的障害(道に迷う)これらは主に頭頂葉〜後頭葉連合野の損傷で起こる。
4. 早産児・低出生体重児との関連早産・低出生体重児では、脳の後方領域(頭頂葉・後頭葉)の発達が未熟なことが多い。
そのため、運動障害がなくても「見る力」「空間の把握力」に課題が出やすい。
5. まとめ視空間認知障害は、視覚情報の処理(後頭葉)と空間情報の統合(頭頂葉)が関係。