正答4
解説
正解は4です。
この問題は有用性が低いものを選ぶので、○ が答えです。
重症心身障害児の意思伝達では、本人が意図的に変化させられる反応を、スイッチやサインとして利用します。
【選択肢別解説】
1:× 視線は有用です。
視線入力装置や透明文字盤などで、見ることによって選択や意思表示ができます。
2:× 脳波は有用です。
脳波などの脳活動を読み取るブレイン・マシン・インターフェースで、意思伝達を行う方法が開発されています。
3:× 呼気は有用です。
息を吹く・吸う動作で操作する呼気スイッチが利用できます。
4:○ 心拍は有用性が低いです。
心拍は自律神経に支配され、本人の意思で変化させることがほとんどできません。
体調や情動を推測する手がかりにはなりますが、意思伝達の手段には向きません。
5:× 随意運動は有用です。
指先やまぶた、頬などのわずかな随意運動でも、スイッチの操作に利用できます。
【ポイント】
意思伝達の手段として使えるのは、本人が繰り返し意図的に起こせる反応です。
自律神経による反応は意思で制御できない点に注目しましょう。
【用語】
重症心身障害児:重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複している子どもを指す。
透明文字盤:透明な板に文字を並べ、相手と視線を合わせて文字を選ぶ意思伝達の道具である。
ブレイン・マシン・インターフェース:脳の活動を読み取り、機器の操作や意思の伝達に利用する技術である。
呼気スイッチ:息を吹く動作で操作するスイッチで、機器の操作や意思伝達に用いる。
随意運動:指やまぶたなど、自分の意思で動かせる運動を指し、スイッチ操作などに利用できる。