正答2
解説
正解は2です。
網膜には桿体細胞と錐体細胞の2種類の視細胞があります。
桿体細胞は光に対する感度が高い一方で、色を区別できません。
【選択肢別解説】
1:× 混色は錐体細胞の特性で説明されます。
3種類の錐体の興奮の割合で色が決まる三色説で説明されます。
2:○ 暗所視は桿体細胞の特性で説明されます。
桿体は感度が高く、暗い場所でわずかな光をとらえられます。
暗い所で色がわからず、白黒に見えるのはこのためです。
3:× 運動残効は視細胞の性質では説明されません。
動くものを見続けたあとに静止物が逆方向に動いて見える現象で、運動を検出する神経機構の順応によります。
4:× 補色残像は桿体細胞ではなく、色の処理の仕組みで説明されます。
錐体や反対色の処理の順応により、見ていた色の補色が残像として見えます。
5:× 奥行き知覚は桿体細胞の特性では説明されません。
両眼視差や輻輳、遠近法などの手がかりを脳が統合して生じます。
【ポイント】
桿体は暗所視で高感度・色覚なし、錐体は明所視で色覚あり・高い視力と対比して覚えましょう。
【用語】
桿体細胞:網膜にある視細胞の一つで、光の感度が高く暗い所で働くが色は区別できない。
暗所視:暗い場所で桿体細胞が主に働いて物を見る状態を指す。
補色残像:ある色をしばらく見たあとに視線をずらすと、その反対色が残って見える現象である。
運動残効:動くものを見続けたあとに静止物が逆方向に動いて見える現象である。
混色:複数の色の光や色材を混ぜて別の色を作ることをいう。