正答3
解説
正解は3です。
この問題はランダムサンプリングで可能になるものとして「誤っている」ものを選ぶので、○ が答えです。
ランダムサンプリングは、母集団のどの人も等しい確率で選ばれるように標本を取り出す方法です。
【選択肢別解説】
1:× 確率的な検討は可能になります。
選ばれ方が確率に従うため、統計学の推測の理論を当てはめられます。
2:× 標本の結果を一般化することは可能になります。
偏りのない標本なので、結果を母集団に当てはめて推測できます。
3:○ 剰余変数の影響の除去は、ランダムサンプリングでは可能になりません。
剰余変数の統制は、条件への無作為割り付けや実験条件の統制によって行います。
4:× 調査の労力を抑えることは可能になります。
全数を調べなくても、一部の標本から母集団を推測できるからです。
5:× 標本誤差の評価は可能になります。
無作為抽出であれば、標本誤差の大きさを確率的に見積もれます。
【ポイント】
無作為抽出は結果の一般化のため、無作為割り付けは剰余変数の影響を均等にするために行います。
両者の目的の違いを区別して覚えましょう。
【用語】
ランダムサンプリング:母集団のすべての要素が等しい確率で選ばれるように標本を抽出する方法である。
母集団:研究で知りたい対象の全体のことで、標本はここから取り出された一部である。
剰余変数:研究で調べたい要因以外に、結果に影響を与えうる変数のことである。
標本誤差:標本が母集団の一部であるために生じる、母集団の値とのずれである。
無作為割り付け:対象者を偶然に任せて各条件に振り分け、剰余変数の影響を条件間で均等にする手続きである。