正解を3つ選んでください。
正答2・3・4
解説
正解は2と3と4です。
気管切開は、気管の前壁を開いてカニューレを入れ、気道を確保する手術です。
目的やカニューレの付属品の働きが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 気管切開は緊急時だけでなく、長期の人工呼吸管理が必要なときや、上気道の手術前などにも予定して行います。
2:○ 気管カニューレを人工呼吸器の回路に接続して、長期間の人工呼吸管理を行えます。
3:○ カニューレから直接気管内の痰を吸引できるので、喀痰吸引は気管切開の目的の一つです。
4:○ 喉頭機能が保たれていれば、スピーチバルブ(一方向弁)を付けることで呼気が喉頭を通り、発声できます。
5:× カフは、カニューレの周りを膨らませて気管との隙間をふさぎ、誤嚥物の流入や呼気の漏れを防ぐものです。
カニューレの固定は首のバンドで行います。
【ポイント】
スピーチバルブを使うときは、カフの空気を抜いて呼気が喉頭へ流れるようにする必要があります。
カフを膨らませたままバルブを付けると窒息の危険があります。
【用語】
気管切開:首の前側から気管に穴を開けて管を入れ、気道を確保する手術である。
カフ:気管カニューレの先端付近にある風船状の部分で、膨らませて気管との隙間をふさぐ。
バルブ:息を吸うときは開き、吐くときは閉じる一方向弁で、気管切開をした人の発声に用いる。
喀痰吸引:気道にたまった痰を、細い管で吸い出して取り除く処置である。
カニューレ:気管切開の孔から気管内に入れておく管で、気道の確保や痰の吸引、人工呼吸器との接続に用いる。