正答4
解説
正解は4です。
注意欠如・多動性障害(ADHD)の疫学と症状が問われています。
DSM-5では不注意と多動性・衝動性の症状が、12歳以前から複数の場面でみられることが診断の条件です。
【選択肢別解説】
1:× 有症率には男女差があり、子どもでは男児に多くみられます。
2:× 症状の出現時期の条件は3歳以前ではなく、12歳以前です。
3:× 女児では、多動性・衝動性が優勢な型よりも不注意が優勢な型が多いとされます。
4:○ 課題や活動を順序立てて行うことが難しいのは、ADHDの不注意症状の一つとしてDSM-5に挙げられています。
5:× 反響言語は、自閉スペクトラム症でみられる言語の特徴です。
ADHDの症状ではありません。
【ポイント】
DSM-Ⅳでは「7歳以前」でしたが、DSM-5で「12歳以前」に変更されました。
自閉スペクトラム症との併存が認められるようになった点も押さえておきましょう。
【用語】
注意欠如・多動性障害:不注意、多動性、衝動性を特徴とし、日常生活に支障をきたす発達障害である。
有症率:ある集団のうち、その病気や状態にある人の割合である。
多動性優勢状態:ADHDのうち、じっとしていられないなど多動性や衝動性が目立つタイプである。
反響言語:相手が言った言葉を、そのまま繰り返して言う症状である。