正答1
解説
正解は1です。
小児の構音の誤りには、一つの音が別の音に置き換わるなどの単音の誤りと、語の中の音の並び方に関わる誤りがあります。
語の音の配列の誤りには、同化や音位転換などが含まれます。
【選択肢別解説】
1:○ 「こっぷ」が「ぽっぷ」になるのは、語の音の配列の誤りです。
語中の/p/に引きずられて語頭の/k/も/p/になる同化で、語内のほかの音の影響を受けた誤りです。
2:× 「はっぱ」が「あっぱ」になるのは、語頭の子音/h/の省略であり、単音の誤りです。
3:× 「かめら」が「ためら」になるのは、/k/が/t/に置き換わる置換(前方化)であり、単音の誤りです。
4:× 「さかな」が「たかな」になるのは、摩擦音/s/が破裂音/t/に置き換わる置換(破裂音化)であり、単音の誤りです。
5:× 「てれび」が「けれび」になるのは、/t/が/k/に置き換わる置換(後方化)であり、単音の誤りです。
【ポイント】
音位転換の例には「テレビ」が「テビレ」、「エレベーター」が「エベレーター」になるものがあります。
同化や音位転換は、語内のほかの音との関係で生じる点が特徴です。
【用語】
同化:語の中のある音が、同じ語の中の別の音の影響を受けて似た音に変わる現象である。
音位転換:語の中にある音の順序が、前後で入れ替わってしまう誤りを指す。
置換:目標の音が、ほかの音に置き換わって発音されてしまう誤りを指す。
前方化:口の奥で作る音を、より前の位置で作る音に置き換えてしまう誤りを指す。
後方化:口の前の位置で作る音を、より奥で作る音に置き換えてしまう誤りを指す。
破裂音化:摩擦音など破裂音以外の音を、破裂音に置き換えてしまう誤りを指す。