正解を3つ選んでください。
正答2・3・4
解説
正解は2と3と4です。
愛着(アタッチメント)は、ボウルビィが提唱した、乳幼児が特定の養育者との間に結ぶ情緒的な絆です。
エインズワースはストレンジ・シチュエーション法を考案し、愛着のタイプを分類しました。
【選択肢別解説】
1:× ストレンジ・シチュエーション法は、親子が遊ぶ様子ではなく、親との分離と再会の場面での子の反応から愛着タイプを分類します。
見知らぬ部屋で見知らぬ人と過ごす場面も設定されます。
2:○ 記述は正しいです。
対象はおおむね満1歳から1歳半ごろの子どもです。
3:○ 記述は正しいです。
親子の関係は双方向的であり、子の泣きや笑いなどの愛着行動が親の養育行動に影響を与えます。
4:○ 記述は正しいです。
乳児期の愛着体験は内的作業モデルとして心の中に残り、その後の対人関係に影響するとされます。
5:× 回避型の主な原因が虐待というわけではありません。
虐待などとの関連が強いのは、無秩序・無方向型(D型)の愛着です。
【ポイント】
愛着タイプは、回避型(A型)、安定型(B型)、アンビバレント型(C型)、無秩序・無方向型(D型)の4つです。
回避型は、親の拒否的・無関心な養育との関連が指摘されています。
【用語】
愛着:乳幼児が特定の養育者との間に結ぶ、情緒的な絆を指す。
ストレンジ・シチュエーション法:親との分離と再会の場面での子どもの反応から、愛着のタイプを調べる実験的な方法である。
愛着行動:泣く、笑う、後を追うなど、乳幼児が養育者との近さを保とうとして示す行動である。
内的作業モデル:愛着の経験から作られる、自分と他者との関係についての心の中の枠組みである。
回避型:愛着のタイプの一つで、親との分離や再会の場面でも親を避けるような行動を示す。
無秩序・無方向型:愛着のタイプの一つで、親に対する行動に一貫性がなく、近づくことと避けることが混在する。