正答5
解説
正解は5です。
小児の構音障害の初診では、誤りの原因となりうる要因を幅広く調べます。
この問題は評価項目でないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 聴力は評価項目です。
難聴があると音を正しく聞き取れず、構音の誤りの原因になるためです。
2:× 構音器官の形態は評価項目です。
口蓋裂や粘膜下口蓋裂、舌小帯短縮症などの器質的な原因を確認します。
3:× 知的発達は評価項目です。
知的障害があると構音の発達も遅れるため、誤りが発達の遅れによるものかを判断します。
4:× 音韻発達は評価項目です。
年齢に応じた構音の発達段階と比べ、誤りが発達途上のものか障害かを判断します。
5:○ 性格は初診時の評価項目ではありません。
訓練の進め方の参考にはなりますが、構音障害の原因を判断するための評価項目には含まれません。
【ポイント】
小児の構音障害は、聴力・構音器官の形態と機能・知的発達・言語発達を確認して、器質性・機能性などに分類します。
原因が見つからない構音の誤りを機能性構音障害といいます。
【用語】
構音器官:発音に使われる、唇・舌・顎・軟口蓋などの器官の総称である。
音韻発達:子どもが母語の音の体系を身につけていく過程を指す。
機能性構音障害:構音器官の形や動き、聴力などに原因が見当たらないのに、構音の誤りが固定している状態である。
舌小帯短縮症:舌の裏側にあるひだが短く、舌先の動きが制限される状態である。