正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
語彙獲得期(1〜2歳ごろ)の言語発達の特徴を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った記述です。
初期の語彙獲得は速やかではなく、ゆっくりと進みます。
過大汎用は、語の数や概念がまだ限られているため、例えば「ワンワン」を四つ足の動物すべてに使うことで生じます。
2:× 正しい記述です。
子どもは、大人が何に注意を向けて何を指して話しているかを推測することで、語の意味を獲得します。
これは語用論的な能力です。
3:× 正しい記述です。
育児語は、ゆっくりで高く抑揚のある話し方や、繰り返しの多い語で構成されます。
子どもの注意を引きつけ、語彙獲得を促します。
4:× 正しい記述です。
物には名前があることに気づき、「なに?」と名前を尋ねるようになると、語彙が急速に増加します。
5:○ 誤った記述です。
ボキャブラリー・スパート(語彙爆発)の時期に増えるのは、動詞ではなく主に名詞です。
物の名前の獲得が先行し、動詞は少し遅れて増えていきます。
【ポイント】
表出語彙が50語前後に達するころ、1歳半ごろから語彙爆発が起こります。
初期の語彙は名詞が中心で、これを名詞優位(名詞バイアス)といいます。
【用語】
語の過大汎用:幼児が語の意味を実際より広い範囲に当てはめて使う現象を指す。
語用論的能力:場面や相手の意図に応じて、ことばを適切に使い分ける能力を指す。
ボキャブラリー・スパート:1歳半から2歳頃に、語彙が急激に増える時期を指す。
育児語:大人が乳幼児に向けて使う、高い声や単純な語形などの特徴をもつ話し方である。