正答5
解説
正解は5です。
米国精神医学会の診断基準であるDSM-5では、不安症群(不安障害群)にどの疾患が含まれるかを問う問題です。
この問題は含まれないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 分離不安症は不安症群に含まれます。
愛着をもつ人から離れることへの過剰な不安が特徴です。
2:× 選択性緘黙は不安症群に含まれます。
家庭では話せるのに、学校など特定の場面で話せない状態が続きます。
3:× パニック症は不安症群に含まれます。
突然の激しい動悸や息苦しさなどのパニック発作を繰り返します。
4:× 広場恐怖症は不安症群に含まれます。
すぐに逃げられない場所や助けを得にくい状況を強く恐れて避けます。
5:○ 双極性障害は不安症群に含まれません。
DSM-5では「双極性障害および関連障害群」として独立した群に分類されています。
【ポイント】
DSM-5では選択性緘黙が不安症群に移され、強迫症や心的外傷後ストレス障害は不安症群から独立した群になりました。
選択性緘黙は言語聴覚士が関わることもある病態です。
【用語】
DSM-5:アメリカ精神医学会が作成した、精神疾患の診断基準と分類の第5版である。
分離不安症:愛着のある人から離れることに強い不安を感じ、それが過度に続く状態を指す。
選択性緘黙:他の場面では話せるのに、特定の場面でだけ話すことができなくなる状態である。
広場恐怖症:逃げにくい場所や助けを得にくい状況に強い恐怖や不安を感じる状態である。
双極性障害:気分が高ぶる躁状態と、落ち込むうつ状態を繰り返す気分障害である。