正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
精神物理学(心理物理学)における閾値と、刺激量と感覚量の関係を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 絶対閾値は、感知確率が100%ではなく50%になる刺激量で定めます。
刺激の検出は確率的にばらつくためです。
2:× 弁別閾(相対閾)は、2つの刺激の違いに気づける最小の差のことです。
絶対閾と刺激頂(感覚が生じる上限)の比から求めるものではありません。
3:○ ウェーバー比(弁別閾を基準刺激量で割った値)が一定であれば、弁別閾は基準刺激量に比例して大きくなります。
重い物ほど、違いに気づくのに大きな差が必要になるということです。
4:○ スティーブンスのべき法則では、感覚量は刺激量のべき乗に比例します。
べき指数が1のときは比例関係となるため、感覚量の増分は刺激量の増分に比例します。
5:× 等感曲線は、縦軸を感覚量ではなく別の刺激属性の値として描きます。
例えば等ラウドネス曲線は、横軸に周波数、縦軸に音圧レベルをとり、同じ大きさに聞こえる点を結んだものです。
【ポイント】
フェヒナーの法則は「感覚量は刺激量の対数に比例する」、スティーブンスのべき法則は「感覚量は刺激量のべき乗に比例する」です。
聴覚領域の等ラウドネス曲線は等感曲線の代表例です。
【用語】
絶対閾値:刺激の存在を感じ取ることができる、最小の刺激の強さを指す。
ウェーバー比:弁別閾の大きさを基準の刺激の強さで割った値で、感覚の種類ごとにほぼ一定になる。
べき指数:感覚の大きさが刺激の強さの何乗に比例するかを表す、スティーブンスの法則の指数である。
等感曲線:同じ大きさの感覚を生じさせる刺激の条件を、周波数などに対して結んだ曲線である。