正答5
解説
正解は5です。
ハリデーが示した子どもの言語機能の発達段階を問う問題です。
ハリデーは、言語機能の発達を段階Ⅰ・段階Ⅱ・段階Ⅲの3つに分けました。
【選択肢別解説】
1:× 道具的機能は「〜がほしい」と物や欲求の充足を求める機能で、1歳前後の段階Ⅰから現れます。
2:× 統制的機能は「〜して」と相手の行動を調整する機能で、段階Ⅰから現れます。
3:× 個人的機能は「僕は〜」と自分の気持ちや存在を表す機能で、段階Ⅰから現れます。
4:× 発見的機能は「これなあに」と周りの世界を探索し学ぶための機能で、段階Ⅰから現れます。
5:○ 観念的機能は、経験や出来事を言葉で表し伝える機能です。
大人の言語機能に近い段階Ⅲで発達する機能で、3歳ころから発達します。
【ポイント】
段階Ⅰの機能は、道具的・統制的・相互作用的・個人的・発見的・想像的の6つで、のちに情報的機能が加わります。
段階Ⅲでは、これらが観念的機能・対人的機能・テクスト形成的機能という大人の言語の機能に統合されます。
【用語】
ハリデー:言語の機能を七つに分類して幼児の言語発達を論じた言語学者である。
言語機能:言葉が人との関わりの中で果たす働きのことで、ハリデーは七つに分けた。
観念的機能:現実の世界についての考えや情報を伝えるための言語の働きである。
道具的機能:自分の欲しいものを手に入れるために言葉を使う、言語の働きである。
統制的機能:言葉で他人の行動を制御し、動かそうとする言語の働きである。