正答5
解説
正解は5です。
吃音のある人は、どもることを避けるために、さまざまな工夫や回避の行動をとることがあります。
これらは、中核症状に対する二次的な反応として区別されます。
この問題は工夫・回避に該当しないものを選ぶので、○ が答え(工夫・回避ではない返答)です。
【選択肢別解説】
1:× 工夫に当たります。
「えーと」を繰り返すのは、話し始めのタイミングを計るための挿入(間投詞の挿入)です。
2:× 回避に当たります。
答えを知っているのに「わかりません」と答えるのは、話すこと自体を避ける回避です。
3:× 工夫に当たります。
「げ」でつまった後に「ST」と言うのは、言いにくい語を別の語に言い換える工夫です。
4:× 工夫に当たります。
「姉と同じ」と前置きを付けるのは、勢いをつけて言いにくい語を言うための工夫です。
5:○ 工夫・回避に当たりません。
「げ、げ、げ」と語頭の音を繰り返すのは、吃音の中核症状である音の繰り返しです。
【ポイント】
吃音の中核症状は、音や音節の繰り返し、引き伸ばし、ブロック(阻止)の3つです。
言い換え・挿入・回避などは、吃音の進展に伴って現れる二次的な行動です。
【用語】
回避:吃音が出ることを恐れて、話すこと自体や言いにくい語を避ける対処行動である。
言い換え:言いにくい語を、言いやすい別の語に置き換えて話す対処である。
間投詞:「えーと」「あのう」のように、ためらいや呼びかけを表す語である。
中核症状:吃音の症状のうち、繰り返し・引き伸ばし・ブロックなど基本となる症状である。