正答5
解説
ムンプス難聴
流行性耳下腺炎(おたふく風邪)に罹患したときまれに難聴を生じることがあります。
おたふく風邪を起こすウイルス(ムンプスウイルス)によるきこえの神経の障害が原因です。
流行性耳下腺炎の原因となるムンプスウィルスは、まれに内耳にも感染し急性発症する難聴を起こすことがあり、これをムンプス難聴といいます。
ほとんどが一側耳に起こりますが、難聴は高度で難治性です。
流行性耳下腺炎の好発年齢は2歳~15歳で、発熱と両側の耳下腺がおたふくの様に腫れますが、0.2~1.1%の確率でムンプス難聴が発症します。
ムンプス難聴の症状
発熱と両側耳下腺腫脹の後18日以内に、一側の耳が突然で高度の難聴になります。
耳鳴りやめまいを伴うこともあります。
症状を適切に訴えられない幼少児では、難聴が見逃されている場合もあり、ムンプス難聴は子供時代に、いつの間にか聴力を失っている主要な原因の一つです。
ムンプス難聴の治療法について
ムンプスウィルスに対する特効薬はありませんし、引き起こされたムンプス難聴にも有効な治療法がありません。
ムンプス難聴では、少ない可能性を信じてステロイドの投与を行いますが、聴力の改善はほとんど期待できないのも事実です。