正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
家族療法は、問題を個人ではなく家族全体の関係やシステムの問題としてとらえる心理療法です。
家族療法の各学派で用いられる技法を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 誤りです。
集中内観は、吉本伊信が始めた内観療法の技法です。
一定期間こもって、身近な人との関係を内省します。
2:× 誤りです。
シェーピングは、目標行動に近い行動を段階的に強化して形成する行動療法の技法です。
3:○ 正しい記述です。
多方面への肩入れは、ボスゾルメニィ=ナージの文脈療法の技法です。
治療者が家族の一人ひとりの立場に順番に共感して関わります。
4:○ 正しい記述です。
ジョイニングは、ミニューチンの構造派家族療法で重視される技法です。
治療者が家族の話し方や雰囲気に合わせて、家族システムに溶け込みます。
5:× 誤りです。
トークンエコノミーは、望ましい行動にトークン(代用貨幣)を与えて強化する行動療法の技法です。
【ポイント】
家族療法では、問題を示す人を「患者」ではなく、家族の問題を表す人(IP:Identified Patient)と呼びます。
シェーピングとトークンエコノミーは、オペラント条件付けに基づく行動療法として整理しましょう。
【用語】
家族療法:個人ではなく家族全体を一つのまとまりとしてとらえ、関係の変化を促す心理療法である。
ジョイニング:治療者が家族の話し方や雰囲気に合わせて、家族の中に溶け込む技法である。
シェーピング:目標の行動に近い行動を段階的に強化して、新しい行動を形成する行動療法の技法である。
トークンエコノミー:望ましい行動にトークンを与え、あとで好みのものと交換させて強化する技法である。