正答4
解説
正解は4です。
吃音の治療法と、その中心となる考え方・技法の対応を問う問題です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
リッカムプログラムは、流暢な発話をほめ、吃音に穏やかに指摘を与えるオペラント条件付けに基づく幼児向けの治療です。
2:× 正しい組み合わせです。
ヴァン・ライパーの吃音緩和法には、吃音への恐れや回避を減らす脱感作の段階が含まれます。
3:× 正しい組み合わせです。
流暢性形成法は、ゆっくりした話し方や軟起声などを段階的に練習する系統的な発話訓練です。
4:○ 誤った組み合わせです。
メンタルリハーサル法は、不安階層表に沿って苦手な場面を想像しながら、系統的脱感作を行う方法です。
バイオフィードバックは用いません。
5:× 正しい組み合わせです。
環境調整法は、家族の関わり方を整えて子どもの話す負担を減らす方法で、両親への指導が中心です。
【ポイント】
吃音の治療は、流暢に話す技術を練習する流暢性形成法と、吃音を楽に受け入れる吃音緩和法に大別されます。
幼児には環境調整法やリッカムプログラムが用いられます。
【用語】
リッカムプログラム:幼児の吃音に対し、親が子どもの発話を褒めたり訂正したりして流暢さを高める治療法である。
オペラント条件付け:行動の後に与えられる結果によって、その行動の頻度が変わる学習の原理である。
吃音緩和法:吃音をなくすのではなく、吃ることへの恐怖心を和らげ楽に話せるようにする方法である。
流暢性形成法:ゆっくり話すなどの技術を身につけ、流暢な話し方を作っていく方法である。
メンタルリハーサル法:苦手な発話場面を想像しながら、楽に話す自分を思い描いて不安を弱めていく吃音の訓練法である。
バイオフィードバック:体の状態を機器で知らせ、本人が意識的に調整できるようにする方法である。