正解を3つ選んでください。
正答3・4・5
解説
正解は3と4と5です。
ポリープ様声帯(ラインケ浮腫)の特徴を問う問題です。
声帯の粘膜下のラインケ腔に浮腫が生じ、声帯全体が水ぶくれ状に腫れる疾患です。
【選択肢別解説】
1:× 小児ではなく、喫煙歴の長い中年以降の成人に多くみられます。
特に喫煙する女性に多いとされます。
2:× 一側性ではなく、両側性が多いことが特徴です。
喫煙などの刺激が両側の声帯に及ぶためです。
3:○ 粗糙性嗄声となります。
腫れた声帯が不規則に振動するため、がらがらした声になります。
4:○ 声のピッチは低くなります。
声帯の質量が増えて振動数が下がるため、特に女性では男性のような低い声になります。
5:○ 高度になると呼吸困難を生じます。
腫れた声帯が声門を狭くし、空気の通り道をふさぐためです。
【ポイント】
ポリープ様声帯は「喫煙・中年女性・両側性・低音化・粗糙性嗄声」がキーワードです。
片側性が多い声帯ポリープとの違いを押さえましょう。
【用語】
ポリープ様声帯:声帯全体がむくんで垂れ下がる病気で、粗い嗄声と声の低音化をきたす。
粗糙性嗄声:ガラガラと粗く濁った声で、声帯の振動が不規則なときに生じる。
ピッチ:声の高さの感覚を指し、声帯の振動の速さである基本周波数に対応する。
ラインケ腔:声帯の粘膜上皮のすぐ下にある疎な組織の層で、粘膜固有層の浅層にあたる。