正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
最長発声持続時間(MPT)に関係する呼吸機能の指標を問う問題です。
最長発声持続時間は、最大限に息を吸ってから吐ききるまで発声を続けた時間で、使える呼気の量である肺活量に依存します。
肺活量は最大吸気量と予備呼気量の和です。
【選択肢別解説】
1:× 1秒量は最大吸気位から1秒間で勢いよく吐き出せる量です。
気道の閉塞の評価に用いる指標で、ゆっくり吐き続ける発声持続時間とは直接関係しません。
2:× 1秒率は1秒量を努力肺活量で割った割合です。
閉塞性換気障害の指標で、発声持続時間の指標ではありません。
3:× 1回換気量は安静呼吸で1回に出入りする空気の量です。
最大限に吸って吐ききる発声持続時間とは関係しません。
4:○ 最大吸気量は安静呼気位から最大限に吸い込める量です。
発声に使える呼気の量を決める要素の1つです。
5:○ 予備呼気量は安静呼気位からさらに吐き出せる量です。
発声の後半で使われる呼気で、発声持続時間に関わります。
【ポイント】
肺活量=最大吸気量+予備呼気量(=1回換気量+予備吸気量+予備呼気量)です。
最長発声持続時間の成人の平均は男性約30秒、女性約20秒とされます。
【用語】
最長発声持続時間:できるだけ長く声を出し続けられる時間を測り、呼吸と発声の能力をみる検査である。
最大吸気量:安静に息を吐いた位置から、息を吸い込める最大の量である。
予備呼気量:安静に息を吐いた位置から、さらに吐き出せる最大の量である。
1秒量:最大限に息を吸ってから、勢いよく吐いたときの最初の1秒間の呼気量である。
1回換気量:安静な呼吸で、1回の呼吸で出入りする空気の量である。
肺活量:最大限に息を吸い込んだ状態から、吐き出すことのできる最大の空気の量である。