正答3
解説
正解は3です。
知的水準は平均以上で、読み書きに重度の障害がある発達性ディスレキシアの中学生への支援を考える問題です。
読み書きの困難を補う代替手段を優先し、読み書きに大きく依存する課題は優先度が低くなります。
【選択肢別解説】
1:× 優先度は高い支援です。
黒板を書き写すことが困難なため、撮影して記録する方法は有効な代替手段です。
2:× 優先度は高い支援です。
読み上げソフトウェアを使えば、文字を読まなくても音声で内容を理解できます。
3:○ 優先度が低い支援です。
辞書で語を調べるには、文字を読んで探し、説明文を読み取る必要があります。
読みに重度の障害がある生徒には負担が大きく、学習の手段として効率がよくありません。
4:× 優先度は高い支援です。
手書きが困難でも、キーボード入力や予測変換を使えば文章を書けるようになります。
5:× 優先度は高い支援です。
英語は文字と音の対応が複雑で、ディスレキシアでは読み書きが特に困難になりやすいです。
音声言語から学習を始めることで、知的能力を生かして学べます。
【ポイント】
知的能力が保たれた発達性ディスレキシアでは、ICT機器などを用いた代替手段の活用を優先します。
読み書きの訓練と並行して、学習へのアクセスを確保することが大切です。
【用語】
発達性ディスレキシア:知的水準に比べて、文字の読み書きに特異的な困難を示す学習障害の一つである。
読み上げソフトウェア:画面上の文字を音声で読み上げて、読むことの困難を補う支援ツールである。
代替手段:困難な機能を直接訓練せず、別の方法で補って課題を達成することである。
ICT:情報通信技術の略で、パソコンやタブレットなどを使って情報を扱う技術を指す。