正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
言語発達障害児への代表的な支援法と、その中核となる技法の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
ソーシャル・ストーリーは、場面の状況や期待される行動を短い文章や絵で示す方法です。
視覚的に情報を整理して伝える点で、構造化の考え方に基づいています。
2:× 正しい組み合わせです。
ソーシャルスキル・トレーニングでは、場面を設定して役割を演じるロールプレイで対人技能を練習します。
3:○ 誤った組み合わせです。
インリアル・アプローチは、遊びや会話など自然な場面で、大人の関わり方を調整する方法です。
ミラリングやパラレル・トークなどの言語心理学的技法を用い、行動療法ではありません。
4:○ 誤った組み合わせです。
ペアレント・トレーニングは、行動療法(応用行動分析)の原理を保護者が学ぶプログラムです。
ほめ方や環境の整え方などの具体的な技術を身につけるもので、カウンセリングが中核ではありません。
5:× 正しい組み合わせです。
拡大・代替コミュニケーション(AAC)の機器として、音声を出力するVOCA(音声出力コミュニケーション機器)が用いられます。
【ポイント】
インリアル・アプローチはSOUL(静かに見守る・観察する・理解する・耳を傾ける)の姿勢で関わる方法です。
ペアレント・トレーニングは行動理論、TEACCHは構造化と整理しておきましょう。
【用語】
ソーシャル・ストーリー:自閉スペクトラム症の人に、場面や期待される行動を短い文章や絵で説明する支援法である。
構造化:時間や場所、手順を視覚的にわかりやすく整理して、見通しを持てるようにする支援である。
ソーシャルスキル・トレーニング:対人関係に必要な技能を、練習を通して身につけるための訓練である。
インリアル・アプローチ:大人が子どもの行動や発話を模倣したり言い換えたりして、やり取りを広げる関わり方である。
ペアレント・トレーニング:保護者が子どもへの関わり方を学び、よい行動を増やすための訓練プログラムである。
VOCA:音声出力コミュニケーション機器の略で、絵や文字のキーを押すと音声が出る意思伝達の機器である。