正答1
解説
正解は1です。
義歯の取り扱いと口腔衛生に関する基本知識を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 正しい記述です。
適合の悪い義歯が粘膜を繰り返しこすると、慢性の機械的刺激になります。
慢性の刺激は口腔癌の危険因子の一つとされています。
2:× 誤った記述です。
食後は義歯を外してから義歯と口の中をそれぞれ清掃します。
装着したまま歯磨きをしても義歯の裏側や粘膜は清掃できません。
3:× 誤った記述です。
義歯の樹脂は熱で変形するため、熱湯消毒はしません。
洗浄は流水とブラシ、消毒は義歯洗浄剤で行います。
4:× 誤った記述です。
義歯は乾燥するとひび割れや変形を起こします。
外したときは水や洗浄剤の中に入れて保存します。
5:× 誤った記述です。
義歯にはカンジダ菌が付着しやすく、義歯性口内炎の原因になります。
【ポイント】
義歯は「外して洗う・熱湯を使わない・水中で保管する」が基本です。
清掃不良の義歯はカンジダの温床となり、誤嚥性肺炎のリスクにもつながります。
【用語】
義歯:失った歯の代わりに口に入れる人工の歯で、取り外しできる床義歯などがある。
カンジダ菌:口の中などにいる真菌(かび)の一種で、義歯の表面に付着して増えると義歯性口内炎の原因になる。
口腔癌:口の中の粘膜や舌などにできる悪性腫瘍で、慢性の刺激も危険因子の一つとされる。