正答5
解説
正解は5です。
咀嚼に関わる筋・神経・関節・唾液の基本を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 咬筋は開口筋ではなく閉口筋です。
咬筋・側頭筋・内側翼突筋が下顎を引き上げて口を閉じます。
2:× 咀嚼は不随意的な収縮だけで行われるのではありません。
随意運動として始まり、脳幹のリズム形成によって半自動的に続く運動です。
3:× 舌の運動を支配するのは三叉神経ではなく舌下神経です。
三叉神経は咀嚼筋の運動と、顔面や口腔の感覚を支配します。
4:× 顎関節は下顎骨と頬骨ではなく、下顎骨と側頭骨で形成されます。
下顎頭が側頭骨の下顎窩にはまり込む関節です。
5:○ 正しい記述です。
唾液には粘性の糖蛋白質であるムチンが含まれます。
ムチンは食塊をまとめ、飲み込みやすくする働きをもちます。
【ポイント】
咀嚼筋(咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋)は三叉神経の下顎神経が支配します。
舌の運動は舌下神経、顎関節は下顎骨と側頭骨と整理しましょう。
【用語】
咬筋:頬の奥にある咀嚼筋の一つで、下顎を引き上げる力が強い筋である。
開口筋:下顎を引き下げて口を開く筋の総称で、舌骨上筋群などが含まれる。
ムチン:唾液などの粘液に含まれる糖蛋白質で、粘膜の保護や食塊のまとまりを助ける。
顎関節:下顎骨と側頭骨の間にあり、口の開閉などを可能にする関節である。
三叉神経:顔面の感覚と咀嚼筋の運動を担う第5脳神経で、顎の動きに関わる。