正答5
解説
正解は5です。
この問題は鼻咽腔閉鎖機能検査でないものを選ぶので、○ が答え(鼻咽腔閉鎖機能を調べない検査)です。
鼻咽腔閉鎖機能とは、発話や嚥下のときに軟口蓋と咽頭壁で鼻腔への通路を閉じる働きです。
【選択肢別解説】
1:× 鼻咽腔閉鎖機能検査です。
鼻息鏡を鼻孔の下に当て、発話やブローイングのときの鼻漏出による曇りの大きさを調べます。
2:× 鼻咽腔閉鎖機能検査です。
ナゾメータは口と鼻から出る音のエネルギーを別々に測り、開鼻声の程度を数値(ナザランス値)で示します。
3:× 鼻咽腔閉鎖機能検査です。
鼻咽腔内視鏡検査では、軟口蓋や咽頭側壁・後壁の動きを直接観察できます。
4:× 鼻咽腔閉鎖機能検査です。
ブローイング検査では、ストローで水を吹くときなどに鼻からの呼気漏れがあるかをみます。
5:○ 鼻咽腔閉鎖機能検査ではありません。
エレクトロパラトグラフィは、電極を埋め込んだ人工口蓋床で、構音時の舌と口蓋の接触の様子を記録する装置です。
【ポイント】
エレクトロパラトグラフィは、口蓋化構音や側音化構音など、舌の接触パターンの異常の評価と訓練に役立ちます。
鼻咽腔閉鎖機能は、聴覚判定・鼻息鏡・ブローイング・ナゾメータ・内視鏡・造影などで総合的に評価します。
【用語】
鼻咽腔閉鎖機能:発話や嚥下のときに、軟口蓋と咽頭壁で鼻腔への通路を閉じる働きである。
ナゾメータ:発話時に鼻から出る音と口から出る音の比を測り、鼻音化の程度を調べる装置である。
エレクトロパラトグラフィ:電極を埋め込んだ人工口蓋床を装着し、発話中の舌と口蓋の接触の様子を記録する検査である。
ブローイング検査:息を吹く課題で、鼻から息が漏れるかどうかをみる検査である。
鼻息鏡検査:鏡の曇りを見て、鼻から出る呼気の漏れを調べる簡便な検査である。