正答2
解説
正解は2です。
構音訓練で目標音を引き出す方法(音の産生訓練の技法)を区別する問題です。
漸次接近法は、すでに正しく出せる音から出発し、少しずつ目標音に近づけていく方法です。
【選択肢別解説】
1:× 指を折りながら発音させるのは、1拍ずつ区切って発話の速さやリズムを整える方法です。
漸次接近法ではありません。
2:○ 構音できる音を出発点に、舌の位置などを少しずつ変えて目標音に近づけるのが漸次接近法です。
例えば[t]から舌先を少しずつゆるめて[s]を導きます。
3:× 正しい構音位置や構音操作を説明して目標音を導くのは、構音位置づけ法です。
漸次接近法ではありません。
4:× 正しい音を聞かせたり口形を見せたりして模倣させるのは、聴覚刺激法(刺激法・模倣法)です。
漸次接近法ではありません。
5:× 目標音を正しく出せる語を探し、それを手がかりに目標音を導くのは、キーワード法です。
漸次接近法ではありません。
【ポイント】
音の産生訓練には、聴覚刺激法、構音位置づけ法、漸次接近法、キーワード法などがあります。
子どもが模倣できない音ほど、構音位置づけ法や漸次接近法を組み合わせて用います。
【用語】
漸次接近法:すでに出せる音から出発して、少しずつ目標音に近づけていく構音訓練の方法である。
構音位置づけ法:舌や口唇の正しい位置や動かし方を説明や図で示して、目標音を導く方法である。
聴覚刺激法:正しい音を聞かせたり口形を見せたりして、目標音を模倣させる構音訓練の方法である。
キーワード法:目標音を正しく出せる語を見つけ、その語を手がかりにして目標音を導く方法である。