正答1
解説
正解は1です。
認知療法は、ベックが提唱した心理療法です。
出来事の受け止め方(認知)のゆがみに気づき、修正することで気分や行動を改善します。
【選択肢別解説】
1:○ 認知療法では、治療者と患者がチームとなり、患者の考えを仮説として一緒に検証していく共同経験主義に基づいて進めます。
2:× 家族の再構造化に焦点を当てるのは、ミニューチンの構造派家族療法です。
3:× 自由連想法で無意識を意識化するのは、フロイトの精神分析療法です。
4:× パールズが中心となって提唱したのはゲシュタルト療法です。
認知療法の提唱者はベックです。
5:× 注意の集中と自己暗示で心身をコントロールするのは、シュルツの自律訓練法です。
【ポイント】
心理療法は提唱者とセットで覚えます。
ベック=認知療法、エリス=論理療法、ロジャーズ=来談者中心療法、パールズ=ゲシュタルト療法、シュルツ=自律訓練法です。
【用語】
共同経験主義:治療者と患者が協力し、患者の考えを仮説として検証していく認知療法の基本姿勢である。
自由連想法:頭に浮かんだことを自由にそのまま話させ、無意識の内容を探る精神分析の技法である。
ゲシュタルト療法:今ここでの体験への気づきを重視し、未完結の感情を体験し直して全体性の回復をめざす心理療法である。
自律訓練法:言語暗示により、手足の重さや温かさなどを感じて心身をリラックスさせる自己訓練法である。
構造派家族療法:家族を一つのシステムと考え、家族内の関係や境界の構造を再編成して問題の解決をはかる療法である。