正答1
解説
正解は1です。
心理物理学的測定法(精神物理学的測定法)は、刺激の閾値や主観的な大きさを測る方法です。
1つの測定値を得るのに必要な試行数の違いを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 調整法は、被験者自身が刺激を連続的に変化させて、基準と等しいと感じる点に合わせる方法です。
1回の調整で1つの測定値が得られるため、必要な試行数が最も少ないです。
2:× 極限法は、実験者が刺激を一定の段階で上昇系列・下降系列に変化させて反応の変わる点を求める方法です。
1つの値を得るのに複数の段階の呈示が必要です。
3:× 上下法は、反応に応じて刺激を上げ下げし、反応が逆転する点を何度も繰り返して平均する方法です。
多くの試行が必要です。
4:× マグニチュード推定法は、さまざまな強さの刺激に数値を割り当てさせる方法です。
各刺激を繰り返し呈示して平均するため試行数が多くなります。
5:× 一対比較法は、すべての刺激の組み合わせを2つずつ比較させる方法です。
刺激数が増えると組み合わせが急増し、試行数は最も多くなりがちです。
【ポイント】
調整法は速いが被験者の操作のくせが入りやすく、恒常法は正確だが試行数が多いという長所・短所の対比も押さえましょう。
【用語】
調整法:被験者自身が刺激の強さを連続的に調整して、基準と等しく感じる点を求める測定法である。
極限法:刺激の強さを一定の幅で順に変化させ、反応が変わる点から閾値を求める測定法である。
上下法:直前の反応に応じて次の刺激を上げ下げし、反応が逆転する点の平均から閾値を求める測定法である。
マグニチュード推定法:刺激の強さに感じた大きさを数値で答えさせ、感覚量と刺激量の関係を調べる測定法である。
一対比較法:刺激を2つずつ組にして比べさせ、どちらが大きいかなどの判断を集めて順位をつける方法である。