正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
学習心理学の代表的な実験と、そこから導かれた学習の型の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 組み合わせは正しいです。
ケーラーは、チンパンジーが試行錯誤なしに箱や棒を使ってバナナを取る様子から洞察学習を示しました。
2:○ 組み合わせが誤りです。
ソーンダイクのネコの問題箱実験が示したのは弁別学習ではなく試行錯誤学習です。
偶然の成功が繰り返されて反応が定着する「効果の法則」を提唱しました。
3:○ 組み合わせが誤りです。
セリグマンのイヌの電撃実験が示したのは試行錯誤学習ではなく学習性無力感です。
逃げられない電撃を経験したイヌは、逃げられる場面でも逃げなくなりました。
4:× 組み合わせは正しいです。
トールマンは、報酬なしで迷路を探索したラットが報酬導入後すぐに成績を上げたことから潜在学習を示しました。
5:× 組み合わせは正しいです。
バンデューラは、大人が人形に乱暴する様子を見た子どもが同じ行動をとることから観察学習(モデリング)を示しました。
【ポイント】
ソーンダイク=試行錯誤学習・効果の法則、セリグマン=学習性無力感、ケーラー=洞察学習、トールマン=潜在学習・認知地図、バンデューラ=観察学習と整理しましょう。
【用語】
弁別学習:複数の刺激を区別して、特定の刺激にだけ反応するようになる学習である。
潜在学習:報酬がなくても行動に現れないまま学習が成立し、後に報酬が与えられると行動に表れる学習である。
観察学習:他者の行動とその結果を観察するだけで、自分では体験せずに行動を獲得する学習である。
洞察学習:試行錯誤によらず、状況全体を見通して問題の解決策を突然ひらめくように理解する学習である。
学習性無力感:避けられない不快な刺激を経験し続けると、回避できる場面でも行動を起こさなくなる状態である。
試行錯誤学習:さまざまな反応を試すうちに偶然うまくいった反応が残り、次第に定着していく学習である。