正答4
解説
正解は4です。
行動療法の技法が、どの学習理論に基づくかを問う問題です。
オペラント条件づけは、行動の後に結果(強化や罰)を与えることで自発的な行動の頻度を変える学習です。
【選択肢別解説】
1:× 系統的脱感作法はオペラント条件づけではなく、レスポンデント(古典的)条件づけに基づく技法です。
リラクセーションと不安場面を段階的に対提示して不安反応を弱めます。
2:× フラッディングはオペラント条件づけではなく、レスポンデント条件づけの消去に基づく技法です。
強い不安場面に一気にさらし、不安反応が消えるまでとどまらせます。
3:× エクスポージャ(曝露法)はオペラント条件づけではなく、主にレスポンデント条件づけの消去に基づく技法です。
不安を起こす刺激に繰り返し直面させて慣れを生じさせます。
4:○ バイオフィードバックはオペラント条件づけに基づく技法です。
心拍や筋電図などの生理反応を音や光で示し、望ましい変化が起きたことを強化として自己制御を学習します。
5:× 自律訓練法はオペラント条件づけに基づく技法ではありません。
シュルツが体系化した自己暗示によるリラクセーション法です。
【ポイント】
不安や恐怖の除去を目的とする系統的脱感作法・フラッディング・エクスポージャはレスポンデント条件づけ系と覚えます。
行動の結果で行動を変えるトークンエコノミーやシェイピングはオペラント条件づけ系です。
【用語】
オペラント条件付け:自発的な行動の後に与えられる報酬や罰によって、その行動の頻度が変わる学習である。
バイオフィードバック:心拍や筋緊張など自分では感じにくい体の状態を機器で示し、自己制御を学ぶ方法である。
系統的脱感作法:不安の弱い場面から順に、リラックスした状態で慣らしていく行動療法である。
フラッディング:強い不安を起こす場面にいきなり長くさらして、不安を弱める行動療法である。
自律訓練法:決まった言葉を心の中で繰り返して、心身をリラックスさせる自己暗示の技法である。
エクスポージャ:不安を引き起こす刺激や場面に、回避させずに繰り返し直面させて慣れを生じさせる技法である。