正答4
解説
正解は4です。
網膜の視細胞である錐体と桿体の違いを問う問題です。
錐体は明るい場所での色覚と細かい視力を、桿体は暗い場所での光の感知を担います。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 桿体と比べて数が少ないことは正しいです。
錐体の数は桿体の約20分の1とされます。
2:× 中心窩に集まっていることは正しいです。
中心窩には錐体が密に分布し、桿体はほとんどありません。
3:× 色の識別が可能であることは正しいです。
感度の異なる3種類の錐体があり、その反応の組み合わせで色を区別します。
4:○ 暗順応が遅いという記述は誤りです。
錐体の暗順応は数分から約10分で完了する速いもので、遅いのは約30分かかる桿体です。
5:× 明所で活動することは正しいです。
錐体は光に対する感度が低く、明るい環境で働きます。
【ポイント】
暗順応の曲線は、前半が錐体、後半が桿体による2段階になります。
「錐体=明所・色・中心窩」「桿体=暗所・明暗・周辺部」と対比で覚えます。
【用語】
錐体:網膜にある視細胞の一つで、明るい場所で色や細かい形を見分ける働きをもつ。
中心窩:網膜の中心にある小さなくぼみで、錐体が密集して最も鋭敏に見える部位である。
暗順応:明るい所から暗い所へ移ったとき、時間とともに目が暗さに慣れて見えるようになる現象である。
桿体:網膜の視細胞の一つで、光への感度が高く、暗い場所で明暗を感じ取る働きをもつ。