代謝過程における薬物相互作用により血中濃度が変動する薬物と併用薬及び相互作用メカニズムの組合せとして、正しいのはどれか。
2つ選べ。
(表の列は「薬物|併用薬|相互作用メカニズム」)
正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5。
リファンピシンは強力なCYP3A4誘導薬であり、CYP3A4で代謝されるシクロスポリンの代謝を促進して血中濃度を低下させ、拒絶反応のリスクを高める。
パロキセチンはCYP2D6を強く阻害するため、CYP2D6で代謝される三環系抗うつ薬ノルトリプチリンの血中濃度を上昇させ副作用リスクを高める。
アザチオプリンの活性代謝物6-メルカプトプリンの不活化に関わるのはキサンチンオキシダーゼでその阻害薬はアロプリノールであり、クラリスロマイシンはCYP3A4阻害薬でこの経路とは無関係のため肢1は誤り。
フェニトインの代謝酵素CYP2C9を阻害する代表薬はアゾール系抗真菌薬などでありシプロフロキサシンは主にCYP1A2阻害が問題となるため肢2は誤り。
フルボキサミンはCYP1A2を「阻害」してチザニジンの血中濃度を上昇させる薬でありCYP1A2誘導ではないため肢4も誤り。