下図は、空腹時又は朝食後にリボフラビンを経口投与したときの投与量と累積尿中排泄量との関係を示している。
リボフラビンの消化管吸収に関する記述として、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5。
食後は胃内容排出速度が低下し、薬物が少量ずつ緩徐に小腸へ移行するため吸収担体(飽和性トランスポーター)が飽和しにくく、投与量に対しほぼ線形に尿中排泄量が増える(曲線A)。
空腹時は胃内容排出が速く多量が短時間で吸収部位に達し担体が飽和するため排泄量の増加が頭打ちとなる(曲線B)。
消化管運動を促進するメトクロプラミドは胃内容排出を速めるため、食事の有無によらず担体が飽和しやすくBに近づく。
BがAより低いのは胃内容排出速度の「低下」ではなく「亢進」による担体飽和が原因であるため肢3は誤りであり、関与するのは腸管腔への排出トランスポーターではなく小腸上皮の吸収(取込み)担体の飽和であるため肢4も誤りである。