34歳既婚女性。
高血圧症、逆流性食道炎治療中。
かかりつけ薬局の薬剤師がいつもの薬をお渡しする際に副作用の発現状況などを確認していると、患者は半年前に結婚し、そろそろ子供が欲しいと思うようになったとのことであったが、患者背景については、薬歴が更新されていなかった。
(処方1)病院循環器内科
エナラプリルマレイン酸塩錠10 mg 1回1錠(1日1錠)
ランソプラゾール口腔内崩壊錠15 mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 28日分
センノシド錠12 mg 1回2錠
便秘時 夜に服用
今後の薬物療法にあたり、妊娠の可能性があるこの患者に説明しておく情報はどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
妊娠を希望する高血圧治療中の患者には、生活習慣・食習慣の是正を継続することに加え、エナラプリルなどのACE阻害薬は胎児腎機能障害等の催奇形性リスクがあり妊娠判明後は速やかな薬剤変更が必要なため、妊娠が分かり次第すぐに連絡するよう伝えておくことが重要である。
ACE阻害薬は妊娠中は継続使用できず、逆流性食道炎治療薬を安易に漢方薬へ自己変更することや、一般用医薬品の下剤であれば妊娠中でも自由に服用してよいという説明も不適切である。