問196-197 学校薬剤師が授業中の教室の環境に係る検査を実施するため、中学校を訪れた。
この学校には冷暖房設備と機械換気設備が設置されている。
学校薬剤師は、検知管を接続した測定機器を用いて、2限目の授業が終了する直前に養護教諭立会いのもと、教室内で二酸化炭素濃度を測定した。
(測定結果)
二酸化炭素濃度:1,600 ppm
学校環境衛生基準:二酸化炭素濃度は1,500 ppm以下であることが望ましい。
問196(実務)
測定結果をもとに学校薬剤師が行うこととして、適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5。
二酸化炭素濃度1,600 ppmは基準の1,500 ppmをわずかに超えた程度であり、直ちに重大な健康被害を生じる値ではない。
学校薬剤師は換気設備の運転時間や使用方法を見直したうえで換気能力の点検・整備を助言し、二酸化炭素以外の汚染物質も含めて教室の空気環境を総合的に評価すべきである。
生徒がいない状態での再測定は実際の授業環境を反映せず、検知管の気密性点検も本症例で優先すべき対応ではない。