第108回 薬剤師国家試験 問267
75歳男性。 体重67 kg。 農作業中に意識を失い倒れているところを発見され救急外来へ搬送された。 痙れん性てんかん重積状態と診断され、ジアゼパム注射液10 mgを投与したが、痙れんが持続したため、ホスフェニトインナトリウム注射液1,500 mgが追加投与された。 痙れんが改善した後、ホスフェニトインナトリウム7.5 mg/kg/dayで維持された。 経口摂取可能となったため以下の処方に変更され、7日間服用後の患者の定常状態における平均血漿中フェニトイン濃度(C_ss)は10 μg/mLであった。 (処方) フェニトイン散10% 1回1 g (1日3 g) 1日3回 朝昼夕食後 7日分 その後、てんかんの痙れん発作が起こったためフェニトイン散10%の投与量を1日3.5 g(フェニトインとして350 mg/day)に増量したところ、C_ssは20 μg/mLとなった。 フェニトインの代謝速度はミカエリス・メンテン(Michaelis-Menten)式に従うものとすると、この患者におけるミカエリス定数(K_m)と最大消失速度(V_max)に最も近い値の組合せはどれか。 1つ選べ。 ただし、フェニトインは主に肝代謝により消失し、定常状態における消失速度は代謝速度に等しいと仮定する。 また、フェニトインのバイオアベイラビリティは100%とし、てんかんの発作前後ではK_mとV_maxは変化しないものとする。
正答4