被験者20名が参加した臨床試験において、被験者の生存期間をカプランマイヤー法で示したところ、図のようになった。
ヒゲ(+)は脱落を表している。
以下の記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
(図:横軸「試験期間」、縦軸「生存率(%)」(0〜100)のカプランマイヤー生存曲線(階段状)。開始時100%から80%、70%、60%、40%、20%へと段階的に低下する。時点Aを示す矢印は70%の区間を、時点Bを示す矢印は60%の区間を、時点C及び時点Dを示す矢印は40%の区間を、時点Eを示す矢印は20%の区間をそれぞれ指している。脱落を示すヒゲ(+)は60%の区間に3本、40%の区間に4本あり、時点Bは60%の区間のヒゲ3本より後、時点Cは40%の区間のヒゲ4本より前、時点Dはそのヒゲ4本より後にある。)
正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4。
生存率の低下幅は、脱落があるため「20名中の死亡者数」には対応しない。
Kaplan-Meier法では各段の生存率の比がその時点のリスク集合に対する死亡者の割合を表すので、これを追うと、100%→80%(4名死亡、残16名)→70%(2名死亡、残14名)で時点Aに至り、このとき観察継続中の被験者数は14名である。
時点Aの後、70%→60%への低下(2名死亡、残12名)に続き60%の区間で3名が脱落(残9名)、時点Bはこの3名の脱落より後にあり、リスク集合が9名となった後の時点を指す。
60%→40%への低下は9名中3名の死亡(残6名)で時点Cに至るため、時点Cでの残存数は8名ではなく6名である。
40%の区間で4名が脱落し(残2名)、時点Dはこの2名がリスク集合となる時点を指し、40%→20%への低下はこの2名中1名の死亡で生じるため、時点Dと時点Eの間の死亡者数は1名であり、時点Eでの残存者数は1名(2名ではない)となる。