食品添加物A~Eに関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
(図:食品添加物A〜Eの化学構造式。A:ベンズイミダゾールの2位に1,3-チアゾール環(その4位)が結合した二環性構造。B:6-メチル-2H-ピラン-2-オン骨格の3位にアセチル基、4位にONaが置換したナトリウム塩(水和物)。C:アミノ基をもつ炭素数5の直鎖ジカルボン酸で、一方のカルボキシ基がナトリウム塩となった構造(立体配置くさび形表示)。D:エチレンジアミンの2個の窒素に、それぞれ2本のカルボキシメチル基(うち2本はナトリウム塩)が結合した構造(2水和物)。E:アスパラギン酸とフェニルアラニンメチルエステルからなるジペプチドの、アスパラギン酸側のアミノ基の窒素にさらに3,3-ジメチルブチル基(-CH2CH2C(CH3)3)が結合した構造(立体配置くさび形表示)。テキスト化困難なため図を参照。)
正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4。
Aはベンズイミダゾール系の防かび剤チアベンダゾールであり、かんきつ類やバナナの防かびを目的に使用が認められている。
Dはエチレンジアミン四酢酸(EDTA)の二ナトリウム塩であり、金属イオンをキレートして酸化反応の触媒作用を封鎖する金属封鎖剤として酸化防止剤に分類される。
Bはデヒドロ酢酸ナトリウム水和物(ピラノン骨格をもち、チーズ・バター・マーガリンに用いられる酸性領域で抗菌力を発揮する保存料)であり、ショ糖の200倍の甘さをもつ甘味料ではないため2は誤り。
Cはグルタミン酸ナトリウム(うま味調味料)であり保存料ではないため3も誤り。
EはアスパルテームのN-(3,3-ジメチルブチル)誘導体であるネオテーム(ショ糖の約1万倍の甘味をもつ高甘味度甘味料)であり、タール色素ではないため5も誤り。