近隣で喫茶店を営む高齢男性から、体調変化に関してかかりつけ薬剤師に相談があった。
以前から神経因性疼痛があり、一般用医薬品の芍薬甘草湯を服用しているが、「最近、足がむずむずして気持ち悪いことが多く、夜も寝られないことがある。」とのことだった。
近医を紹介し、お薬手帳を持参の上で受診するように提案した。
その後、紹介した医師より、ドパミンアゴニスト使用不可のレストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)と診断され、以下の処方を考えている旨の連絡がこのかかりつけ薬剤師にあった。
ガバペンチン エナカルビル錠(注)300 mg 1回2錠(1日2錠)
1日1回 夕食後 14日分
(注)徐放錠である。
かかりつけ薬剤師が、患者や医師に対して行う処方薬に関する説明として適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5。
ガバペンチン エナカルビルは添付文書の重要な基本的注意に、霧視、調節障害等の眼障害が生じる可能性があるので診察時に眼障害について問診を行うよう記載されており、処方時に医師から患者へ説明がなされたかを確認することが薬剤師の重要な役割である。
また傾眠・めまい等の中枢神経系副作用が高頻度に生じるため、自動車の運転等危険を伴う機械操作を控えるよう説明する必要がある。
徐放性製剤は分割・粉砕により放出制御機構が破壊されるため自己判断での分割は不適切であり、本剤は主に腎排泄型のため用量調整には腎機能を確認すべきで肝機能ではなく、芍薬甘草湯との明確な併用禁忌は知られていない。