問212-213 75歳女性。
骨粗しょう症の治療のため、近隣の整形外科クリニックに通院しており、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。
(処方)
リセドロン酸Na錠2.5 mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 起床時 14日分
この患者は、1ヶ月前からこの薬剤を継続服用している。
薬剤師は患者の医薬品に関する理解度を高めるために、繰り返し、服用に関する注意点を説明することにした。
問213(物理・化学・生物)
処方薬の化学的性質として、誤っているのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5。
リセドロン酸をはじめとするビスホスホネート製剤は食道等への粘膜刺激性を有し、2個のホスホン酸基がカルシウム等の金属イオンと強くキレートして高い親和性を示し、骨のヒドロキシアパタイトに吸着して骨吸収を抑制する。
小腸管腔内では解離してイオン型として存在するため吸収率が非常に低い。
一方、P-C-P結合は化学的に極めて安定であり塩基性溶液中でも加水分解を受けにくいため、「塩基性溶液中では加水分解される」は誤り。