固定相としてオクタデシルシリル(ODS)化シリカゲル、移動相としてアセトニトリルと水の混合液を用いて、ベンゼン、トルエン及びエチルベンゼンの分離を液体クロマトグラフィーにより行った。
この分離に関する記述のうち、正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2。
理論段高さH(=カラム長/理論段数N)が小さいカラムに変えると理論段数Nが増加し、分離度は√Nに比例して向上する。
ODSカラムを用いた逆相分配では疎水性の高い成分ほど強く保持されて遅く溶出するため、疎水性の低いベンゼン、トルエン、エチルベンゼンの順に溶出し1は誤り。
分離係数(選択性)は主に固定相・移動相の熱力学的性質で決まり流速には依存しないため3は誤り。
移動相中のアセトニトリル比率を上げると保持が弱まり溶出が速くなるため通常は分離度がむしろ低下し4も誤り。
順相(シリカゲル、ヘキサン-アセトン)に変えると保持機構が逆相と異なり溶出順が変わりうるため5も誤り。