キャピラリー電気泳動は、微量の試料の分析に極めて有用であり、臨床検査における血清タンパク質の分析にも用いられている。
溶融シリカ毛細管を用いたキャピラリー電気泳動に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5。
等電点電気泳動では両性電解質(ポリアミノカルボン酸系のキャリアアンフォライトなど)を溶解させてpH勾配を形成し、各成分を等電点で焦点化して分離する(4)。
ミセル動電クロマトグラフィーはSDSなどの界面活性剤ミセルを疑似固定相として利用し、電荷をもたない中性物質同士も分配の差で分離できる(5)。
溶融シリカ表面のシラノール基はpH7で解離して負に帯電し、電気浸透流は陽極から陰極方向に生じるため1は誤り。
CZEでは陽イオンは電気浸透流に自身の泳動が加わり最も速く、中性物質は電気浸透流の速度のみで移動するため両者は同時には泳動されず2も誤り。
キャピラリーゲル電気泳動はSDS-PAGEと同様に分子ふるい効果で分離し分子サイズの小さいものほど速く移動(先に検出)するため3も誤り。