問324-325 震度7の地震が発生した。
避難所では、臨時の診療所が開設されており、薬剤師が災害救助要員として参加した。
この地域では、吐き気や咽頭痛の症状と共に微熱や悪寒がみられるというウイルス感染症が流行し始めていた。
この感染症について、避難者の間ではSNS(Social Networking Service)などで、不正確な感染対策の噂が広まっていた。
問325(実務)
その後、このウイルスはノロウイルスであることが判明した。
この薬剤師の感染対策に関する対応として適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4。
ノロウイルスはエンベロープを持たないため、ビグアナイド系のクロルヘキシジングルコン酸塩や、逆性石けん(第四級アンモニウム塩)であるベンザルコニウム塩化物などの低水準消毒薬には抵抗性を示し、有効な消毒には次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系消毒薬を用いる必要がある。
嘔吐物が床に付着した場合も塩素系漂白剤による消毒が推奨される。
グルタラールは粘膜刺激性が強くうがいには使用せず、メタノールは毒性が強く手指消毒には用いない。